忌まわしい、あぁ忌まわしい。
時は待ってくれません。
以前に紹介したドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の劇場版が公開されました。
自分まだ、シーズン1の途中までしか見ていないのに…
全部見てからだと公開が終わってしまいそうなので、忌まわしながらも早速劇場に足を運んできました。
そして超偶然なことに劇場版「SHERLOCK/シャーロック」の副題も「忌まわしき花嫁」
ああ、なんて忌まわしい。
「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」 あらすじ
「SHERLOCK/シャーロック」と言ったら、「もしもシャーロックホームズが現代に存在したら」という題材で有名ですが、今回ばかりは違います。
今作は「もしもSHERLOCKの二人が、ヴィクトリア朝時代で謎解きを始めたら」というテーマでの制作です。
つまりある種おなじみの「シャーロックホームズ」に近づいたのが今作の特徴とも言えます。
ヴィクトリア朝時代という背景もジャストですから。
ただ、主演のカンバーバッチも言う通り、設定がバカげています。
タイムトラベルものかと。
しかし「なぜ彼らがその時代にいるのか」と予想することを含め、楽しんでいただけるのではないかと思います。
それを踏まえ、どうぞ「忌まわしき花嫁事件」の推理をシャーロックともに考えましょうぞ。
位置づけ
今作の位置づけをちょっと説明しておきましょう。
本特別編はシーズン3とこれから放送されるシーズン4のつなぎ役とされています。
ですからシーズン3までをしっかりと予習した上で観るといいでしょう。
少なくともシーズン1のエピソード1は必ず見ておきたいところ。
でないと「誰これ?」となりますし、シーズン作品に対するリスペクト描写をスルーしてしまう可能性があるでしょう。
もっとも本作自体はシーズンを全て見ていなくても楽しめますが、全部見てからの方が楽しめることは言うまでもありません。
せめて主役の二人をしっかりと予習していきましょう。
感想と評価
「シーズンを全部観ていれば、もっと楽しいはず!そうだよね?」
というのが率直な感想です。
そして本作は実のところ日本だけが劇場公開という「ビジネスの香りプンプン作品」ですが、やっぱりドラマクオリティは否めません。
(といってもそこらへんの映画よりかは断然ハイクオリティなのですが…)
それを隠すかのごとく本編前後の特典映像。
「ドラマとして家のテレビで見ればいいかな」という感覚がどうしても拭えません。
ただ、それでも「映画」として成立させてしまう「SHERLOCK/シャーロック」クオリティはさすがといったところ。
ではドラマクオリティを映画にさせてしまう秘訣は一体何なのでしょうか。
言うまでもありません。
それが
ベネディクト・カンバーバッチという男
の魅力なのです。
「SHERLOCK/シャーロック」のシーズンを見ていなくても、ベネディクトという男は必ず観ていくようにしましょう。
うまいこと言いましたが、わけわかりませんね。
まるでわけわからないけどかっこいいベネディクト・カンバーバッチのようです。